2017年8月21日にアメリカで皆既日食が観測されます。
今回も大野裕明先生にご協力をいただき、来年のツアー実施に向け、準備を進めております。
本番の約2年前となる2015年9月、大野裕明先生と協賛いただいている天文ガイドの片岡編集長にご同行頂き、現地へ下見に行ってきました。
当日のレポートをさせていただきます。
成田空港からポートランドへ
デルタ航空を利用して、成田空港からの直行でポートランドへ入ります。
本番のツアーでもこの経路を予定していますが、成田からの直行便がこの1便のみなので、航空会社と調整をしております。
空き状況・予約状況により、ポートランド着ではなくシアトル着になり、そこから陸路移動になる場合もございます。
ポートランドからカニータ・リゾート&スパへ
ポートランドに到着後は車での移動となります。ポートランド市内を抜けて走ると森林地帯を走ります。
さらに走っていくと徐々に木が減っていき、砂漠地帯に入ってきます。
ポートランドを出て約2時間30分(約175km)、宿泊地=観測地となる「カニータ・リゾート&スパ(以下カニータ)」に到着します。
アメリカの西海岸はアメリカの中でも雨が少ない地域で、カニータは砂漠地帯ということもあり、そのエリアの中でも特に晴天率が高い地域となっています。
私が下見に行った2015年9月も、滞在期間中ずっと晴れていました。雲もほとんど出ることなく、観測にはうってつけの場所です。
カニータの設備など
カニータはリゾート&スパという名前がついている通り、この地域の方々にとってのリゾートホテルです。
ホテルの中央には大きな温水プールがあり、他にもジムなどの設備もあります。
1点だけご注意いただきたいのは、日本人がイメージするリゾートホテルは、外観や内装も豪華でロビーも広く、様々なアクティビティなどがあるイメージですが、このホテルは砂漠地帯にあるホテルですので、周辺には何もありません。
またホテルの部屋は綺麗ですが、内装が豪華であったりという雰囲気ではありません。
しかしロビーには大きな暖炉があったり、ホテルの中央にある温水プールは夜はライトアップしており、ゆっくりとお過ごしいただける雰囲気があります。
また夜間はホテルの明かり以外には周辺に明るいものがないため、星空の観測をしていただけるのではないかと思います。
*写真はお部屋のタイプの一例です。部屋により広さ、設備等は異なります
気になる観測場所は?
一番重要な観測場所ですが、カニータ自体が皆既帯の中に位置しています。つまりホテルに居ながらにして、皆既日食をご覧いただけるというメリットがございます。
皆既日食の観測では、前日の同じ時間に観測場所の下見を行なったり、日食が始まる数時間前から観測場所に行き、スタンバイをする必要があります。今回はご宿泊いただくホテルでご覧いただける為、お好きな時間にスタンバイをしていただくことができます。
ホテルの宿泊棟の南側に芝生のエリア(少し斜面になっています)や、イスとテーブルのある土のエリア(ここは平らです)があり、主にこちらをメイン観測会場として予定しています。
メイン会場では、大野先生にマイクを使っての解説やカウントダウンなどをお願いする予定ですので、観測会場やお部屋のテラス出て頂いても先生の声を聴きながら観測をしていただけます。(メイン会場に接するお部屋は一部となります)
今後、ツアーの詳細は特設サイトでご案内していきます。